GAS DIARY

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チャルメラ(長文)

夜11時過ぎ。
遠くから魅惑のメロディが聞こえてきた。
・・・・チャルメラ!
数ヶ月に一度、忘れた頃に
我が家のそばに軽トラ屋台がやってくるのだ。

初めてその軽トラ屋台がやってきたのは
去年、いや 一昨年だったろうか。
我が家のちょうど向かいに
その軽トラは屋台を開いた。
あのメロディに心ときめかせ、
部屋の窓ごしに その屋台をみつめながら
「行こうかな~。でも~。」と思い悩んでいるうちに
一人の客も来ないまま
屋台は店をたたんで 去ってしまった。

その後の怒涛の後悔。
「よし、今度は必ず行こう!」

そして忘れた頃に また屋台はやってきた。
私は大きめの鍋と財布をかかえて
夜中の外に飛び出た。

ところが、軽トラは この間の場所に停まらず
まっすぐに山の方に向かって行った。
「この先には家も道もない。きっと戻ってくる!」
そう思い、人も車も通らないさみしい夜道
鍋をかかえて一人 待っていた。

予想は的中!
軽トラは真っ直ぐに こちらに戻って来た!
私は心躍らせ、わくわくはドキドキに変った。

もうすぐ到着!カモーンと思いきや
なんと私の待つ地点のわずか一筋先で曲がって行ってしまったのだ。
「あほちゃうか~おっちゃ~~ん。客はここにいるでぇ~~。」
鍋をかかえて追いかけた。
必死で走った。

しかし チャルメラのメロディを響かせながら
その軽トラは走り去ってしまった。
「早いって、おっちゃん。
それじゃあ 客はつかまらんって。」

今日、また遠くからあの魅惑のメロディが聞こえてきたが
あっと言う間に 去っていった・・・。

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