GAS DIARY

これからは、ちょっと頑張って更新します(オイ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

加圧脱泡器製作した

模型を作る際のマテリアルとして

「レジン」

という素材があります。
液体を混ぜ合わせることにより数十分程度で硬化して
加工もプラと同じように容易
ある程度の強度や弾力があり、切削も容易
一般人でも気軽にシリコン型などを作って
タイヤキみたいに自作した模型の複製が比較的容易に出来るため
いわゆる「ガレージキット」と呼ばれるものによく利用されています。

当然ながら俺も便利なスキルなので数年前からよく使ってますが

実は正直に言うと
つい先日まであまりうまく複製することが出来てませんでした
複製する元のパーツがどうこうと言うよりも
俺が複製したレジンのパーツには
そう、まるでチョコレートのガルボのように
パーツの内部に細かい気泡が沢山入ってしまいスカスカになって
パーツ自体の強度がなくなったり、
成形(表面処理など)の手間が物凄くかかったりしていました。
(気泡が削っても削っても果てしなく永遠にでてくるのだ 涙)

まあ
このシリコン型取りやレジン複製作業は
化学反応を利用したまるで理科の実験のような作業なので
いつも同じコンデションで仕上がるはずもなく

「レジンが古いんや」

という素材の鮮度や気温や湿度に大きく左右されるモノなので
当然いつも同じように上手く行く筈もないんやけど

それでも
真空脱泡機遠心脱泡機を使い、
業者が複製した美しく繊細なレジンパーツと
比べるも程遠い仕上がりのパーツを
ある意味ごまかしながら使用していました。

さて今回フルアーマーケストレルを制作するに当たり
この避けて通れない複製作業で
1/144のキットに装甲をかぶせるような繊細なパーツを
複製する自信がなくて編集部に泣きついたりしてたんやけど
ネットで検索して旧fgなどで数人の先人が利用されている

「圧力鍋を利用した加圧脱泡機」

を試してみることにしました。


真空脱泡機と原理が逆じゃないのかと頭がこんがらがりますが
真空にして空気を溢れさせて追い出してしまうか
加圧して空気をぎゅっと小さくして分からなくするかの
違いじゃないかなと解釈してます

以前レジンの気泡を消す方法として教えてもらった
レジンを流し込んだ型を袋か何かに入れて
ぶんぶん振り回し続けると気泡が消えるというのと同じ原理ですな(^^)
理想は作業行程で減圧と加圧が両方出来れば完璧なんでしょうけどね・・・



それから
当然ながらこの圧力鍋は正しい使い方ではありませんので
事故やトラブルなど
必ず自己責任にて作って頂くようお願いいたしますm(__)m




まず材料です
k001.jpg


圧力鍋~今回はホームセンターでステンレスのモノを¥1980でゲット。
    小さなものですがナベの深さのほうが大事かも

チューブ~500円程度の物。イギリス製のバルブの一番普通の奴。

丸座金~こちらはチューブをつける際の丈夫なワッシャー代わりとして 100円



それでは早速制作です
ブログや旧fgなどの先人たちの製作記を参考にしながら作ります。


まず圧力釜の真ん中の分銅の部品をペンチで外します

k002.jpg

k003.jpg


回転しないようになってる穴をヤスリで削ります
めんどくさいのでビットを捨てるつもりでリューターで削ってます

k004.jpg

裏側からチューブから切り取ったバルブを差し込みます
この際に空気が漏れないように
手持ちのバスコークというシリコンを軽く塗ってます

k005.jpg


上側から同じく軽くバスコークを塗り
ワッシャーをかませてバルブをしっかりネジ止めします。

k006.jpg



・・・以上!完成!(^^)


まあ要するにチャリンコのバルブを付けただけですな。


早速試してみましょう

レジンを流し込んだシリコン型を素早くナベに入れます

k007.jpg


フタをしっかり閉め、チャリンコ用の空気入れで
シュポシュポ空気を入れます。
加減はわからないので安全弁からプシューッっと空気が漏れるまで入れます

k008.jpg


今回のナベは小さいので、写真の空気入れで10回程度で一杯になりますが
大きいナベだとシュポシュポが果てしない戦いになるかもしれませんな(^^)


ウチの空気入れにはゲージが付いていて
この圧力釜だとこのあたりまで加圧できます

k009.jpg


この状態のままレジンが固まるまで10~30分程度放置して
ナベの安全弁を引っ張り完全に圧力を逃してからナベを開けます。


さて、パーツの仕上がりですが

k010.jpg


大成功!

レジンが新しいおかげもあるかもしれませんが
殆ど気泡は見当たらず満足の仕上がり!
圧力をかけることにより気泡が限りなく小さくなってるみたいです
お陰でケストレルのパーツも問題なく複製することが出来ました(^^)

写真で説明してみます

加圧しないで片面取りで複製したパーツです

k011.jpg


気泡が噛まないように流し込みますので
表面には気泡がほぼありませんが
ヤスリで削って面出しをした所は無数に気泡が現れてきます


次に加圧脱泡機を使い複製したパーツです
表面には当然ながら気泡はないのですが
注目して欲しいのはシリコン型が固まった後に
新たにつくった湯口の表面に見えるプツプツです

k012.jpg


レジンを綺麗に流すため、
カッターで切って新しく湯口を作った際に現れた
シリコンの中にある小さな気泡に
綺麗にレジンが廻り込んでいます
当然ながら加圧しないとこんな所まで流れません
ちゃんと型を作らないと気泡が残る所もありますが
このぐらいビッシリとしたパーツが抜けるというのが
分かって頂けるかと思います


あ、そうそう
今回シリコンは造形村のクリアシリコン
レジンは造形村のものに、
同じく造形村のカラートナーのシルバーを混ぜて使用しました
どんどん便利なものが出てきます

k013.jpg


最後の写真があまりに汚いため
フルアーマーケストレルの途中画像も貼っておきます。
えっと、
白の部分が元キットかプラ板。
グレーの部分がサフがレジンです。

k014.jpg


・・・・・・分かりにくっ(゚д゚)
というわけで
なんとか作例を上手く仕上げることが出来ました。


その他綺麗に複製する方法としては
綺麗に原型を作るコツや
シリコン型に原型を埋める時のコツであったり
また複製の際には
ベビーパウダーをシリコン型に予め塗っておくとか
先に薄く軽く流すという2回に分けて複製する方法とか
沢山のノウハウがあります

また機会があれば紹介ようと思いますが
今回の私のように
この加圧式脱泡機のノウハウが誰かの役に立てば嬉しいです(^^)

| 模型小ネタ | 23:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://gas.blog1.fc2.com/tb.php/158-b4fa3b38

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT